CROSS TALK クロストーク

CROSS TALK 01

若手技術者クロストーク 未経験からプロへ、
試行錯誤の先に見える成長の実感。

未経験からのスタート、不安と試行錯誤、
そして成長の実感——。

最前線で活躍する社員たちが、日々の業務や
仕事のやりがい、挑戦し続ける理由を語ります。

プラント技術部
プラント設計1課
新田 尚冬
構造安全技術部
構構造安全設計2課
有田 壮汰
構造安全技術部
構造安全設計1課
上田 直紀
炉心安全技術部
炉心設計課
松波 力也

異なる専門領域で活躍する
エンジニアたちの役割

司会者

現在担当している業務内容について教えてください。

新田 尚冬
プラント技術部

今は新設建屋の配置検討をしています。

図面にコンクリート形状や外壁が書かれていて、機器も配置されている。

じゃあその機器と機器をつなぐ配管を計画しましょう、とか。

あるいは、外にある室外機から中にある室内機にどうやって配管を通すか、もしそれが無理なら機器をこっちに動かしたらどうですか?とお客様に提案もしながら、建屋一つを大きく計画しています。

司会者

CAD使って?

新田 尚冬
プラント技術部

1日丸々CADです。

有田 壮汰
構造安全技術部

建屋の中には配管がいっぱい通っていて、その配管自体が地震が来た時に潰れないかという耐震評価をしています。

あとはその配管を支えるためのサポートというものもいっぱいあるんですけど、そのサポート自体の耐震評価もしています。

上田 直紀
構造安全技術部

1次冷却グループに所属していて、建屋と1次冷却設備をつないだモデルを作成して、地震解析を行って、その結果を後処理して報告書を作るまでの作業をしています。

司会者

同じ構造安全技術部でも、ちょっと範囲が違うんだね。

有田さんが配管に特化していて、上田さんが建屋と1次冷却。

松波 力也
炉心安全技術部

建物とかは全く関係なくて、炉心という原子炉で一番熱くなっている部分の解析をしています。

1日何万行というデータの中から必要な部分を抽出するプログラムを作ることもしています。

働いてみて初めて知った、仕事のリアル

司会者

元々持っていた会社の印象や、入社してからギャップに感じたことってある?

新田 尚冬
プラント技術部

営業職が無く、お客様と直接良い関係を持ちながら提案し合って進めていく、いくというのが、あまりイメージに無かったです。「どんどん売り込みましょう!」という姿勢ではなく、お客様に「ここをこうしたら良いと思いますよ」と提案出来たり、逆にお客様からアイデアを頂くこともあったりするので、そこが良い意味で想像と違いました。

有田 壮汰
構造安全技術部

大学の時に勉強していたことが解析とは別分野だったので、原子力の構造の知識を持ったエキスパートたちがいっぱい集まっているのかなと思って少し不安に思いましたが、実際にはそうでもなかったです。

半分以上が別の畑から来てこの仕事を始めているので、入社してから親近感が湧きました。

やりやすい、成長しやすいところなのかなと思います。

司会者

上田さんも松波さんも元々解析や炉心の知識が無いまま入って、不安はあった?

松波 力也
炉心安全技術部

最初からできるとは思ってなかったので、かえって不安はなかったです。

やっていくしかないな、と思っていました。

上田 直紀
構造安全技術部

説明を聞いた時に、もっと解析モデルをたくさん作ってどんどん解析していくのがメインの作業だと思っていたけど、それよりも、後処理して報告書を作ってチェックするっていう後半の作業が思っていたよりも何倍もあったのが想像と違っていたところです。

司会者

地味な、派手さのないというか…THE解析っていう感じじゃない仕事も結構多かったってことだね。

上田 直紀
構造安全技術部

ペンをこんなに使うと思ってなかったです。

チェックや間違いを探すのが多いですね。

実践と試行錯誤で成長する——
それぞれの学びのカタチ

司会者

大学時代とは違う分野の仕事を人が多いと思いますが、入社後どうやってスキルを身につけていきましたか?

新田 尚冬
プラント技術部

上司に仕事の説明を受けて「とりあえずやってみて」と言われてやってみる、できました、全部バツで返ってくる…というのがずっと繰り返しでした。

客先内の先輩のところに行って直接やり取りして、提案用の資料も全部作って完成して、上司に見てもらって、「ここダメ、ここダメ」というのが返ってきて、直してOKもらうっていうのを繰り返す。

1個1個全部ダメ出しされながら進んでいったらだんだんできるようになってきて、上司に意見を言えるようにもなりました。

司会者

これはこういう風にするんだよ、ここミスしやすいから気をつけてねっていう手取り足取りではないんだね。

新田 尚冬
プラント技術部

そうですね。

やり方だけ教わって一旦野に放たれて、やって、間違えて、というやり方は自分には合っていると思います。

司会者

その違う理由は説明してくれるの?

新田 尚冬
プラント技術部

説明してくれますけど、一回で理解できない。

10分ぐらい同じ事を何回も何回も聞き続けて「あぁそういうことですか!」っていうのを1日10回20回繰り返している感じです。

有田 壮汰
構造安全技術部

当然実践もありますが、一旦マニュアルを渡されて、それを見ながらやる。

解析が主なので、その知識も必要で。それこそ私は図面を読むところから。

物理の知識はあったので、それ以外の構造的な知識の勉強から始めて、実際やってみる時には「これはこういうことか」と理解できました。

あとは出張に行ってみて、自分たちが今やっている仕事と他のお客様の仕事とを全部見た時に「あぁ、こう繋がっているんだな」と理解が深まることもあります。

司会者

なんか違うね、全然。

新田 尚冬
プラント技術部

業務の種類が違うんですよ。

検討するということには正解が無いので、やってセンスを磨いていかないと分からない先があります。

司会者

上田さんも有田さんと同じ構造安全技術部だけど、どう?

上田 直紀
構造安全技術部

有田さんと似ている感じだと思うんですけど、マニュアル見て、最初は作業の注意点とかをキックオフや定例で話して、詰めて、で、作業も実際やってみよう、という感じでやっていきました。

ツールは使い方だけならマニュアル見ながら操作できるけど、中身の、例えば後処理だったらどういう計算でどういう処理をしているかとか、条件が変わったらこう変わるというのはあんまりマニュアルには無い。

なので仕事の合間に実際の計算をExcelで自分で作ってみて、そのツールと同じ結果になるかとか、上司と相談しながら勉強して内容の理解をしていきました。

松波 力也
炉心安全技術部

入社の時にプログラムの知識は全くなかったので、最初は書き方から全部教わって、ある程度できてきたなと判断されると、この仕事やってみるかということでチュートリアルから始まって、できたら先輩に見せてアドバイスもらって、その通り直していくっていうのをやっています。

司会者

松波さんの仕事の覚え方は新田さんと近いんだね。

プログラムもセンスいるもんね。

司会者

では、そうやってスキルを身につけて、自分の成長を感じた瞬間ってある?

有田 壮汰
構造安全技術部

うちの仕事は、作る人、担当の人、承認する人って分かれているんですけど、その担当する人に自分の名前が入るようになってきたっていうのは目に見える成長というか周りから評価がもらえているのかな?と思う嬉しい瞬間です。

上田 直紀
構造安全技術部

作業中に問題が出た時に、どういう風に解決していくかを結構前にあったことを覚えてて「あ、これこうしたらいいんだ」と思い出せると身についているなと感じます。

ツールも結構作業によって使うものが全然違ったりするので、エラーが出た時にどういう対処したらいいかっていうのは、使ったことが無い人だと分からないんですよね。

「これ上田さん前やってたよね、教えてくれる?」と言われて、エラーを解決できた時は成長を感じます。

お互いに聞いてみた!
技術者たちの気になること

司会者

お互い聞いてみたいことを聞いてみようのコーナー!

新田 尚冬
プラント技術部

では有田さんに…

さっき現場に行っていたとのことですが、プラント設計だったら、現場調査でサポートをどうやって取るか、配置ならどうルート通すのかってところを見るけど、構造安全技術部だと何を見に行くんですか?

有田 壮汰
構造安全技術部

構造安全技術部の現場調査は、こっち(社内)で作業しやすいように点群データを取りに出張するんです。

ただ、私が行った出張で、現地で社内と同じ作業をする、というのがありました。

社内で作業だと、評価してエラーがあったら、問い合わせの資料を作って現場に投げて、返って…というタイムラグがあるけど、現地で作業すれば現場に直接聞けて短縮できるんです。

まあ、緊急対応ですね。また行ってみたいなとは思います。

松波 力也
炉心安全技術部

ツールとかプログラムってどういうところが提供しているんですか?

買ってきたものとか自前のものなのかとか。

司会者

結構お客様の仕様の解析ソフトもあるよね。

有田 壮汰
構造安全技術部

そうですね。僕が一番かっこいいなと思ったのは…

司会者

かっこいい…?!

有田 壮汰
構造安全技術部

NASTRANっていうんですけど、元々NASAのために提供されたやつで、かっこいい!って思った。
何か分からないけど、モデル化するやつらしいです。

有田 壮汰
構造安全技術部

今客先にいて、今年3年目かな?そのうち2年ぐらいは同期がいなくて…

ここ(新田と上田)同期ですよね?同期が多いってどんな感じなのかなって。

司会者

普段そんなに絡めてる?

上田 直紀
構造安全技術部

課が違うのであまり…

新田 尚冬
プラント技術部

喫煙所くらいですね トイレとか。

同じ課で場所は違う同期がいるんですけど、共通の仕事の言葉が出てくるので楽しいですよ。

一緒に辛いのを共有できたり。

たまたま出張先で会ったらテンション上がるし、ご飯行ったりできるのがいいですね。

司会者

やっぱり同じ課ということもあって仲良いもんね。

新田 尚冬
プラント技術部

プライベートでも遊んでいます。

司会者

悩みってある?

新田 尚冬
プラント技術部

現場調査行ってみたいです。

今やっている配置検討って、物を見ずに図面で出てきた機器の外形図なのでサイズ見て、建屋の天井・壁・床がこれだけあって、この機器とこの機器を繋いでくださいって現場見たことが無いから脳内でイメージしないといけない。

既設建屋なら点群データや写真を見ることができるし、3Dに入力されていたら3Dでも見れるんですけど新設だと何もできない。

一番最初の概念検討レベルなので、何にもわからない。

1回でも既設建屋に行ったことがあったら、違うプラントでも大体同じ機器が置かれているところもあるので「この機器はこれくらいか」とイメージつくと思うんですけど、二次元の平面の中で数字だけの高さが書かれているものを見てもあんまりイメージできないので、一回は現場調査行ってみたいなって。

司会者

なんかそういうのでもVRとか活用できたらいいのにね…

いやでも現場見たいよね!実際スケール感違うらしいからね。

未来の技術者へ——
先輩たちからのメッセージ

司会者

最後に学生さんにメッセージをお願いします。

上田 直紀
構造安全技術部

楽しくないとちょっとでも思うような仕事だったら、多分ずっと続けられないと思う。

いろんな職業を見て、インターンとか見て、自分に興味があること・好きなことをやるのがやっぱり一番いいのかな?って思います。

有田 壮汰
構造安全技術部

会社に入ってから恐らく45年ぐらい働くことになると思うので、残りの学生生活を思いっきり楽しんでほしい。後悔無いくらいに。

松波 力也
炉心安全技術部

人生長いですし、気楽にいきましょう。

新田 尚冬
プラント技術部

珍しい業界じゃないですか。原発ってこの仕事じゃないと関われない。

プラント設計っていうとめっちゃ大きいじゃないですか。

この仕事ってやっぱりロマンを感じるものだと思うんです。

全ての人が使う電力、電気っていうインフラを支えている、みんなの電気を自分が作っているっていうロマン。

こんなにロマンと自分に自信を持てる仕事ってあんまりないと思う。

そういうところに憧れる人にこの仕事は向いていると思います。

…まとまりました!

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