原子力発電プラントは、原子力規制委員会にて定められた新規制基準をクリアし、常により高い安全性を目指し続けていく必要があります。
プラント内の機器・配管設備において設計品質を保証するため、CAE解析(CAE=Computer Aided Engineering)の幅広い分野で確かな技術を磨いてきました。
また、3Dレーザースキャナーで現地計測を行い、3次元モデルでの配置検討から解析までの一貫した設計を実現しています。
SERVICE
01
3D設計
3Dレーザースキャナーで設計の対象となる現場を計測することで、人為的な計測漏れや計測誤差を防いで精度向上に繋がると同時に、立入制限のある現場状態を3D空間でいつでも確認できるようになります。
デジタル化された3D空間で、CAEにより配置・支持構造物の設計を行っています。設計された機器・配管設備は、3D空間で設計レビューを行い、施工前の検討にも活かされています。
3Dレーザースキャナー(FARO Forcus、Leica BLK360)
点群処理ソフトウェア(Galaxy-Eye、InfiPoints)
3D CADソフトウェア(SOLIDWORKS、AutoCAD、Navisworks)

SERVICE
02
耐震解析設計
原子力発電プラントの設置場所における地質構造を考慮した地震波を用いて、機器・配管設備の地震応答解析(固有値解析、スペクトルモーダル解析、モーダル時刻歴解析)を行い、耐震設計にかかる基準に基づいて評価を実施しています。

SERVICE
03
強度設計
原子力発電プラントを安全に運用するためには、あらゆる事象を想定する必要があります。配管にかかる内圧、自重、熱、風、積雪及び火山灰などの荷重による応力(stress)を算出し、強度評価を行います。
支持構造物設計
機器・配管などの耐震及び強度解析から反力(reaction force)や変位(displacement)を求め、それらを支える支持構造物の評価を行い、最適な設計を提案します。
- ※3DPDFになりますのでAdobe Acrobat Readerでご覧ください。

SERVICE
04
CAE解析:コンピュータシミュレーションで
設計する技術
CAE解析によって試験ができない製品や複雑な形状も、解析シミュレーションにより評価することができます。当社におけるCAE解析は、計算力学の基礎知識に基づいて解析ソフトウェア(ANSYS、ANSYS CFD、FEMAP with NX Nastran、MSC Nastran、SAP2000、HyperWork)を用い、事象に合ったシミュレーション解析(構造解析、熱伝導解析、流体解析、衝突落下解析など)を行い、規格・指針に照らし合わせて機器・配管などの必要な評価を行っています。
